2015年12月5日土曜日

2015年12月5日 インドで感じたこと

オリッサ州の村々で、最初に子どもたちと顔をあわせるとき、
警戒しているのか、不思議なのか、少しけげんな顔でこちらを見ていて、
なぜだか申し訳ないような気持ちになる。
思い切って笑いかけると、2〜3秒くらいしてから、じわっと笑い返してくれる。
それからもっと笑いかけるとはじけるような笑顔が出て、ちょっと恥ずかしそうに首を傾ける。
そのあと誰かが近くに寄ってきてくれると、いっせいにみんなわーっと集まってきて、
一気に距離が近くなる。手を取り合ったり、ハーワーユー?と歌うように言い合って爆笑したり。
裸足で足も細くて、鼻水垂れてたり、茎をおやつがわりに?くわえていたり、
制服の後ろのファスナーが壊れっぱなしだったりしながら、
はじけるような無邪気な笑顔や、キラキラした目を見ると、しあわせってなんだろうーと思う。
それは人それぞれに違うものだけど、この笑顔に変えられるものはないなって思う。
舗装されてないでこぼこ道を牛もヤギもニワトリも人もみんな一緒で歩く。
ハッとするような綺麗な花や、樹齢何千年とありそうな巨木、遠くに隆々しい山、
なーんにもないところ、淡いオレンジ色からだんだん濃く沈んでいく夕陽、
どこの景色を切り取っても美しくて。
村の人々の歓迎のセレモニーや、学校での歌やダンスの披露、
女性たちへの刺繍のフィールドワーク、綿花の農家さんへの訪問、
全てが初めての経験で、こんな世界があることを知ってびっくりしています。
思い出すと泣きそうになる。
でもなんか、人と人が出会って、それぞれが元々持っているものをシェアすることで、
新しいことが生まれていく、って、とてもシンプルで、
なにも難しいことはなくて、
すべてはきっかけやタイミングで、あとはそれを実行するかどうかかなと思ったりしました。
引き続き、自分にできること、やるべきことを考えながら、やっていこうと思います。

今回訪れたところ
ODISHA - KALAHANDI (LEBED. BADCHERGHON. BACHAKA. CHETNA FARM. KUMKHAL. TENTULIPADA. )









































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